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2008年度開講科目

2008-04-03 14:10 by Takeshi Ebine(海老根剛)
[courses] 

「表現文化基礎演習1」(学部)
表現文化コース2回生は必ず履修すること。同コース所属の3回生以上で履修を希望するものは必ず最初の授業時に申し出ること。
コンピュータを用いる関係上、受講可能人数に制限があるため、原則として他コースの学生の履修は認めないが、どうしても履修したい学生は必ず最初の授業時に申し出ること。面談の上、必要性が認められれば履修を許可する可能性がある。

《授業内容》
 表現文化コースで考察の対象となる文化現象は多岐にわたる。それが扱うのは、小説や絵画、映画や演劇、漫画やライトノベルなどのように、いわゆるハイカルチャー/ポピュラーカルチャーの区別に関わりなく、ひとつの「作品」という形態をとって現れる表現だけでなく、ファッションや流行や祭りのように特定の作者を持たず、作品という形態に収斂しない現象もまた対象に含まれる。また前者の「作品」という形態をとる表現を扱う場合でも、個々の作品の美学的特質を問題にするのではなく、表現一般と社会的諸制度やメディア技術との結びつきを考察することもしばしば行われる。
 この授業では特に「作品」という形態をとって私たちの前に現れる表現を対象とし、それを表現論的視点から考察する実践的なレッスンを行う。扱われる表現ジャンルとしては、小説、エッセイ、漫画、写真、演劇、映画を予定している。毎回、こちらから作品を指定し、参加者はそれについての短いレポートを執筆し、事前に提出する。授業では提出されたレポートを素材に作品の考察を共同で進める。
 また資料検索の方法、ソフトウェアを用いたプレゼンテーション作成(画像編集を含む)を学び、学期の最後には全員にプレゼンテーションによる発表を行ってもらう。
評価は上記のレポートとプレゼンテーションによる。期末レポートは課さない。


「文化理論」(学部)
●科目の主題と目標  
表現文化コースで学ぶ学生を対象に、文化の考察に不可欠な基本的視点と理論を概説する。表現文化コースは本質的に学際的であり、そこで扱われる対象も多様である。したがって、個別的な主題の多様性のなかに、コースの全体像が見失われる危険性が高い。この講義では表現文化コースが前提する「文化の見方」の大枠を提示する。

●授業内容・授業計画
講義は次の4つの主題に重点を置く。
(1)人類の進化と「文化」という次元の成立
(2)近代社会の成立と文化の変容:文化産業論とカルチュラル・スタディーズ
(3)グローバル化と文化
(4)現代日本の文化理論

●評価方法
レポートによる。

●受講生へのコメント
表現文化コース二回生は必ず受講すること。

●教材・参考文献
文献などは随時紹介する。


「表現文化学研究5」(大学院)
●科目の主題と目標  
「グローバル化と文化」というテーマを多面的に考察するための基本的な視点と知識を獲得することを目指す。

●授業内容・授業計画
まずはグローバル化一般についての基礎文献の購読からはじめ、徐々に文化との関連に焦点を絞っていく予定。グローバル化は政治、経済、社会、環境、文化などに同時に関わる多面的なプロセスであるので、文献も幅広い領域から選択される。授業は前半は購読とディスカッション中心に進行するが、後半には各自が設定するテーマによる発表を交えていきたい。

●評価方法
発表およびレポート。

●受講生へのコメント
グローバル化は多元的なプロセスであり、その考察も学際的な視点(多元的アプローチ)を要求する。それゆえまた、グローバル化を考えることは、自分の専門分野以外の理論、視点、方法論をみずからの研究分野に役立つ形で吸収するレッスンに適している。この主題に関心を持つ他専修の学生の受講を歓迎する。文献は日本語と英語のものを使用する。

●教材・参考文献
文献は授業で指示する。
なおこの授業の準備として、次の入門書を一読しておくことを推奨する。
マンフレッド・B・スティーガー(櫻井他訳) 『グローバリゼーション』、岩波書店、2005年


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