各教員が大学院において指導可能な研究テーマは下記の通りです。 これは大学院博士前期課程(修士課程)進学を検討する際の目安として掲載するものです。博士後期課程の場合には、研究テーマがより限定される可能性があります。自分のテーマが指導可能かどうか判断が難しい場合には、各教員にお問い合わせください。
増田聡 教授
- 現代ポピュラー音楽の美学的研究。作者概念や作品概念、ジャンル理論など美学的な関心、およびメディアや産業、空間など音楽をとりまく文脈に関連する音楽環境とそれに関連する観念・思想に関する研究
- ポピュラー音楽の社会学的・歴史的研究。近代以降の日本・東アジアおよび英米のポピュラー音楽およびそれを取り巻く音楽環境(聴衆・メディア・産業・受容など)に関する実証的・理論的研究。音楽ジャンルは問わない。
- ポピュラー文化のメディア論。視聴覚複製メディアの歴史的発展にともなう文化の変容に関する研究。ネットコミュニケーションにおいて生成される文化実践も含む。
- 著作権など文化所有・帰属に関する諸制度・諸観念と文化実践との関連に関する研究。音楽を中心に、広くポピュラー文化のリミックス、盗作/剽窃、二次創作、オマージュやパロディなど。
- ポピュラー文化と政治思想に関する研究。パンクやフォークなどの左派的音楽文化のみならず、国歌や愛国歌などの右派的音楽文化、あるいは現代のネットコミュニケーションにおける(新自由主義的、加速主義的)政治思想を反映した文化の分析検討も含む。
- その他広く、音楽学の主流に包摂されにくい周縁的な関心、およびポピュラー文化論の範疇に属するが周縁的な研究関心を歓迎する。
海老根剛 教授
- 映画を中心とする映像表現についての主題論的研究。具体的には、映画と他の芸術ジャンルの比較研究(アダプテーション論を含む)、映画と都市、声と身体、語り(ナラティブ)と演技(パフォーマンス)、映画と観客など。
- デジタルテクノロジーの進展を背景とする動画表現の「動き」の研究(アニメーションも含む)。
- 現代映画作家の作品を対象とする作家論的研究。
- 20世紀前半のドイツ語圏の文化表現(文学、映画、美術など)を対象とする歴史研究。ただし、十分なドイツ語運用能力を持つことを条件とする。
- 近代の人形浄瑠璃の観客史的研究。ただし、国文学や演劇学などで人形浄瑠璃研究の基礎を学んでいることを条件とする。
江村公 教授
- 日本近代美術、特に未来派および大正新興美術運動からプロレタリア芸術への流れ(マヴォや三科などを中心に)
- ロシア未来派およびロシア・アヴァンギャルド芸術(主に造形芸術や美学、および批評理論)
- 20世紀初頭の日露文化交流史(特に美術分野や文化政策)
- 抽象絵画の登場とその展開(有機体中心主義、生命の表象やエコロジー的視点からの分析)
- 政治や社会思想と芸術表現の関わり(アナキズムと芸術など)
- 美術館や展示空間に関する制度批評(歴史的な視点から現代まで)
- 現代アートの作品分析と理論(インスタレーションの成立や表現など、場合によっては写真・映像作品を含む)
- 知覚の様態と表現(近代における生理学と身体表象、注意をめぐる問題やアテンション・エコノミーを含む)
- 記憶とその表象について(記憶文化研究に基づく表象分析)
エスカンド・ジェシ 准教授
- ファンタジー・SFのジャンル論的研究(ファンタジー作品における異文化受容と変容に関する研究を含む。)
- ファンタジー・SFの設定作り・キャラクターデザイン、またはその関連表象に関する研究
- 文化仲介者としてのゲームに関する研究(文化転移理論に基づくゲームメディアの役割分析など)
- ゲームをテクスト・文芸、または芸術作品として取り上げる研究(比較文化・比較文学的アプローチを含む。)
- 神話的・伝承的モチーフのトランスナショナルかつトランスメディアルな流通に関する研究(民俗学のデジタルおよびポップカルチャー的行方を含む)
- 異世界もの・転生ものなどの社会学・ジャンル論(ジャンルの社会的意義や、テクストに見られる社会批判、風刺の分析)
- 国産コンテンツの海外受容に関する研究(文化の盗用や政治的・イデオロギー的歪曲の問題を含む。)
- 日本のゲーム文化史・ゲーム批評史に関する研究(雑誌研究などを含む。)