2021年度 専門科目シラバス

表象文化構造論研究

●科目の主題
現在、さまざまな表現ジャンルを横断する形で「人形」という主題が注目を集めている。ポピュラーカルチャー、アニメーション、映画、現代美術、パフォーマンスから日本の伝統芸術である人形浄瑠璃まで、人形にかかわる多様な表現が生み出されているだけでなく、ジャンル横断的なコラボレーションの試みもなされている。今年度の授業では、人形をめぐる理論と表現を多面的に考察する。具体的には人形をめぐる多様な分野の学術的文献の購読と人形をモチーフとした様々なジャンルの作品の考察を平行して行う。前期の授業では、主に人形文化論、哲学的人形論、人形を主題とする文学作品をとりあげて議論する。

●到達目標
人形をめぐる様々な学術的研究の購読と文化的表現の分析を通して表現文化研究の手法を学び、そこで得られた知見をみずからの研究に役立てる。

●評価方法
授業中に行う発表にもとづいて評価する。

●受講生へのコメント
各自の研究関心に引き寄せて文献を読み、みずからの研究に役立ててください。

●参考文献・教材
適宜、プリントなどを配布する。

表象文化構造論研究演習

●科目の主題
現在、さまざまな表現ジャンルを横断する形で「人形」という主題が注目を集めている。ポピュラーカルチャー、アニメーション、映画、現代美術、パフォーマンスから日本の伝統芸術である人形浄瑠璃まで、人形にかかわる多様な表現が生み出されているだけでなく、ジャンル横断的なコラボレーションの試みもなされている。今年度の授業では、人形をめぐる理論と表現を多面的に考察する。具体的には人形をめぐる多様な分野の学術的文献の購読と人形をモチーフとした様々なジャンルの作品の考察を平行して行う。前期の授業では、主に人形文化論、哲学的人形論、人形を主題とする文学作品をとりあげて議論する。後期の授業では、実写映画における人形、人形とアニメーション、人形浄瑠璃における人形論を取り上げて議論する予定である。

●到達目標
人形をめぐる様々な学術的研究の購読と文化的表現の分析を通して表現文化研究の手法を学び、そこで得られた知見をみずからの研究に役立てる。

●評価方法
授業中に行う発表にもとづいて評価する。

●受講生へのコメント
各自の研究関心に引き寄せて文献を読み、みずからの研究に役立ててください。

●参考文献・教材
適宜、プリントなどを配布する。

表象文化論

●科目の主題
本講義のねらいは、映像作品の考察のための基礎作りです。対象としては実写映画とアニメーション、および近年のデジタル映像を扱います。考察される作品は映画が中心になりますが、映画以外の動画表現の分析にも不可欠な映像リテラシーの習得に役立つはずです。

●到達目標
この講義では、みなさんに多くの作品に触れてもらい、映像作品を考察するための言葉を獲得してもらうことが目標です。したがって、受講者の積極的な参加が求められます。なお第1回目の授業の前に見ておいてもらう映画作品をポータルサイトで伝えますので、受講者は必ず対象作品を見たうえで授業に参加してください。

●授業内容・授業計画
毎回、いくつかの作品から特定の場面を選んで上映し、その場面の特徴やそこで用いられている技法を考察しながら、映画表現の多様な側面に光を当てていきます。またそれらの考察を通して、映画の分析に不可欠な基礎概念の導入も行います。

●評価方法
中間レポートと期末レポートで評価する。

●受講生へのコメント
使用教室の制限上、受講希望者多数の場合には履修制限を行う。その場合、表現文化コースの学生を優先したうえで、 残りについて抽選を行う。
またこの授業では Microsoft Teams および Microsoft Forms を利用する。使用方法は初回の授業で説明する。

●参考文献・教材
適宜、プリントを配布する。

表現文化論基礎演習(江村公先生とのオムニバス)

●科目の主題
(1)作品分析の基礎を学ぶ。特定の方法論や理論にもとづく分析の一歩手前にとどまり、ひとつの具体的な対象としての作品と向き合い、それを構成している表現の特徴や構造を具体的に把握し、考察するレッスンを行う。作品は私たちの前に、ひとつの触知可能なまとまりとして、たとえば書かれた言葉(小説、エッセイ)、描かれた線と記号(マンガ)、俳優の身体と声(演劇)、静止した光と影(写真)、明滅する映像の連なり(映画)として与えられています。この授業では、そのような触知可能なまとまりとしての作品がどのように形作られており、どのような動き、出来事がそこに生起しているのかを明らかにするとともに、それを言葉によって記述するレッスンを行います。
(2)文献調査、画像編集にもとづく簡潔なプレゼンテーションを作成し、発表するレッスンを行う。口頭発表における補助資料の位置づけ正しくを理解し、プレゼンテーション用ソフトウェアの欠点と利点を把握した上で、効果的な発表資料を作成する技術を学習する。

●到達目標
(1)自分が感じたことを手がかりに論理的に思考することを学ぶ。
(2)口頭発表の方法と技術的補助手段の使用法を学ぶ。

●授業内容・授業計画
今回の授業では、マンガ、小説、絵画、写真、映画、演劇、現代美術を扱う。それぞれのジャンルについて、指定された作品の分析を行う。また学期末には作品分析の口頭発表を受講者全員にしてもらう。

●評価方法
6回のレポートと口頭発表て評価する。

●受講生へのコメント
この授業は表現文化コースに新たに進学した2回生向けの授業です。他コースの学生は受講できません。

●参考文献・教材 作品資料は授業内で配布する。

表象文化論演習

●科目の主題
この授業では、毎回、一本の映画作品から特定の場面を選び出し、その場面がどのような仕方で構成されているのかを具体的に考察します。関連する二次文献も参照しながら、場面の構成、映画全体の中での位置づけ、物語上の機能、表現上の特徴、細部の照応関係などに注目し、場面分析を掘り下げていきます。また映画とアニメーションの基本文献の講読も行います。

●到達目標
映画作品の研究の基礎を学びます。映像、音響、ショット、モンタージュ、コンポジティング、演出などの観点から、多様な映画作品を柔軟に分析する方法を学びます。二次文献も参照しつつ、映像と音響の具体的分析に基づいて映像作品を考察し、議論する基礎的なスキルを身につけます。また必ずしも最終的なコンセンサスを志向しないオープンかつフラットな議論を通して、共同で作品を考察するレッスンも行います。

●授業内容・授業計画
この授業では、まず映画を1本まるごと上映し、その後、指定した場面について発表とディスカッションを行います。
また映画とアニメーションの基礎文献の購読を行います。実写映画3本、アニメーション映画2本を取り上げる予定です。

●評価方法
単位取得の条件は、発表を担当することです。作品分析の発表者には事前に作品のDVD(ストリーミングの場合もある)および関連二次文献を配布します。発表者はこれらの資料にもとづいて指定された場面の分析を行います。期末レポートを課さないので、入念な準備をして発表することが求められます。

●受講生へのコメント
(1)この授業は、受講者が映画表現について最低限の知識を持ち、映画を考察するための基礎概念を学んでいることを前提しています。したがって、2020年度前期開講または2021年度前期開講の「表象文化論」(担当:海老根剛)を受講し、単位取得していることを受講の条件とします。
(2)作品上映の授業日は、作品の長さによって規定の授業時間を超過する可能性があります(その場合には、お昼休みの時間から上映を行います)。このことを了解のうえ受講のこと。
(3)受講者全員に発表を担当してもらうため、受講希望者多数の場合には、表現文化コースの学生を優先したうえで、抽選を行います。
(4)積極的に議論に参加する意欲のある学生のみ受講すること。
(5) 授業では Microsoft Teams を利用する。使用方法は初回の授業時に説明する。

●参考文献・教材
適宜、配布する。

表現文化論特殊演習I(増田聡先生と共同で実施)

●科目の主題
「映像と音楽」をテーマとし、その相互関係の諸相を分析検討する。授業は2名の教員によるコ・ティーチング形式で行われる。 具体的なトピックとしては、映像メディア史における映像と音響、映画音楽、ミュージカル映画、ライヴ映像、ビデオクリップ(ミュージックビデオ)、コマーシャル映像と音、インターネット動画における映像と音響などを取り上げる予定。

●到達目標
映像と音楽の関係について理論的に分析できる視点を獲得し、自身の研究テーマに応じて適切に用いることができるようになること。 また、演習での報告を通じて、各種情報機器や映像・音楽のプレゼンテーションの手法に習熟すること。

●評価方法
討議への参加度(20%)、発表内容(40%)、事後レポート(40%)の内容などを総合的に勘案して評価する。

●受講生へのコメント
映像と音楽それぞれを専門とする教員2名のコ・ティーチング形式により映像と音楽の関係を多面的に検討する演習であり、授業では多角的な見地からの討議がなされる。履修者も積極的に討議に参加するとともに、映像と音楽の関係について興味を惹かれる事例を各自で収集し、報告してもらうことが望まれる。履修登録者多数の場合は、表現文化コースを優先して履修許可したうえで、他コースの履修者を抽選により選抜する。

●参考文献・教材
ミシェル・シオン『映画にとって音とは何か』(勁草書房)ほか、授業中で指示する。

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