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Short Forms

宇宙映画上映会 Vol. 4「量への抵抗」
対談採録 松村浩行監督 × 海老根剛

2024年12月22日に開催された松村浩行監督特集上映(宇宙映画上映会 Vol. 4 量への抵抗、京都大学西部構堂)で行われた対談の採録です。関係者の許可を得られましたのでウェブ公開します。「松村浩行監督 特集上映 講演録」(宇宙映画上映会発行)17-31頁を底本としていますが、私の発言のみ冗長だったところに若干手を入れています。

「方法」としての「無知な観客」
−第35回吉田秀和賞贈呈式より−

2025年12月14日に水戸芸術館会議場で開催された第35回吉田秀和賞贈呈式でのスピーチの採録です。一部、加筆修正を加えています。最初に私の本の主題と学術面からみたその特徴を要約したうえで、拙著の問いかけを現在のアクチュアルな議論に関連づけて提示しています。最後の部分では、拙著の根底にある「方法」としての「無知な観客」というコンセプトを示し、今後の仕事の展望にも触れています。

松村浩行監督特集上映(京大西部講堂)のドキュメントが完成しました!

昨年(2024年)12月22日に京都大学・西部講堂で開催された松村浩行監督特集「量への抵抗」(主催:宇宙映画上映会)のドキュメントが完成しました。当日は松村監督作品の上映と監督との対談が行われました。今回発行されたドキュメントでは、当日の対談の採録に加えて、監督のエッセイやゲスト… Read More »松村浩行監督特集上映(京大西部講堂)のドキュメントが完成しました!

隠れ家としての書物の「その後の生」
書評『一冊の、ささやかな、本』

表象文化論学会の学会誌『表象』18号に書評を執筆しました。田邊恵子さんの著書『一冊の、ささやかな、本 ヴァルター・ベンヤミン『一九〇〇年ごろのベルリンの幼年時代』研究』です。本書はめでたく第15回表象文化論学会賞(奨励賞)を受賞しました。

『青山真治クロニクルズ』(リトルモア刊)に文章を寄せています

昨年3月に逝去した青山真治監督の人生と仕事を、監督本人と監督の人生と関わりのあった人々の言葉で再構成した書籍が出版されました。まだ全部読み通したわけではないですが、この本、本当にすごいです。映画本の傑作だと思います。この本のページをめくりながら様々な人々の言葉に触れていると、いつしか「青山真治」という固有名はひとりの実在した人間の身体に帰属することをやめ、多くの人々の思考と行動が形作るひとつの動的な布置、ひとつの星座であるかのように思えてきます。そしてこの星座は大きな星をひとつ失ったあとにも、監督の作品を見て、その言葉を読み続ける人がいるかぎり、また監督と作品に関わった人々のあいだの繋がりが続いていくかぎり、これからも形を変えながら存在し続けるのでしょう。

REPRE 46 に報告を書きました

2022年7月2日・3日に東京都立大学で開催された表象文化論学会第16回大会の大会報告を執筆しました。私が担当したのは、2日目の午前に開催された「開催校企画ワークショップ 映画理論の現在」です。当日は久しぶりの対面開催ということもあり、充実した登壇者の報告とディスカッションで会場は熱気に包まれました。

『MADE IN YAMATO』のパンフレットに文章を寄せました

5月28日より順次全国で公開されるオムニバス映画『MADE IN YAMATO』のパンフレットに短い文章を寄稿しました。竹内里紗監督の「まき絵の冒険」という作品について書いています。ふたりの女性に捧げられた素晴らしい作品です。このオムニバス映画については、どうも大和市を舞台にしているという企画性が強調されすぎているような気がするので、ごくシンプルに映画として魅力的な作品が結集していることを強調したいと思います。サイトスペシフィックな企画性だけで見られてしまうのでは、あまりにももったいない作品群です。ぜひご覧ください。

映画が姿をあらわすとき
『FUGAKU』シリーズのためのいくつかの補助線

青山真治監督が多摩美術大学で教鞭を執っていたときに学生たちと制作したした『FUGAKU』シリーズが、ストリーミングサイト GHOST STREAM で配信されることになりました。配信開始に合わせて、3つの中編からなるこのシリーズのユニークな魅力について、いくつかの切り口から考察しました。作品鑑賞と合わせてご一読いただければ幸いです。

名前のない街、顔のない女 『VIDEOPHOBIA』試論

宮崎大祐監督の新作『VIDOEPHOBIA』について、批評的論考を boid マガジンに寄稿しました。
極端に個性的なランドマーク的景観と極端に没個性な匿名的景観が隣り合う大阪特有の都市空間に、映画がどのようにアプローチしうるのかという点でも非常に興味深い作品になっています。『大和(カリフォルニア)』や『TOURISM』で磨かれた現代の都市空間への眼差しが、大阪を舞台に存分に発揮された魅力的な作品です。

『ドイツ文化事典』に寄稿しました

このたび丸善出版から刊行された『ドイツ文化事典』(編集代表 石田勇治)に項目を寄稿しました。私は「大都市の発展と文学」、「映画館と野外映画」の項目を執筆しています。
かなり高価な書物ではありますが、読みどころ満載ですので図書館などでリクエストしてみてください。

REPRE Vol. 40 に報告を書きました

表象文化論学会のニュースレター REPRE Vol. 40 にシンポジウム「コロナ禍の文化と表現」についての報告を執筆しました。
今回の学会は新型コロナウィルスの影響のためオンライン開催になりましたが、コロナウィルスが文化に与えるインパクトとそれが提起する問いを議論した本シンポジウムは、私たちの現在を批評的に思考する刺激的な機会になったと思います。