すまない、これは人間の仕事なのだ
本務校の授業で使用するために日本語訳した文章を公開します。今回訳出するのは、南ドイツ新聞に掲載されたエッセイです。生成AIがジャーナリズムに及ぼす影響という文脈で書かれた文章ですが、批評という営みについての簡潔にして平明な考察になっていると思います。
本務校の授業で使用するために日本語訳した文章を公開します。今回訳出するのは、南ドイツ新聞に掲載されたエッセイです。生成AIがジャーナリズムに及ぼす影響という文脈で書かれた文章ですが、批評という営みについての簡潔にして平明な考察になっていると思います。
大学の公式サイトが停止しているので、暫定的な措置として、大阪公立大学文学研究科・文学部表現文化学教室の臨時ウェブサイトを開設しました。教室の紹介、お知らせなどは当面このサイトに掲載します。
ドイツ語で書いた論文がようやく刊行さました。この論文では、ヴァルター・ベンヤミンが1938年に執筆したエッセイ「ボードレールの第二帝政期のパリ」を取り上げ、そこでベンヤミンがボードレールの詩篇とマルクスのテクストをどのように読んでいたのかを考察しています。/ Mein neuer Aufsatz ist nun endlich erschienen. In… Read More »Die gesellschaftskritische Interpretation eines Dichters
– Poetologische Operationen in der Baudelaire-Marx-Lektüre bei Walter Benjamin
目下、黒沢清監督は新たな黄金期の真只中にいる。そう感じているのは私だけではないだろう。この黄金期は『モダンラブ・東京』の第5話から始まった。『スパイの妻』も含めて2010年代の作品を思い返してみると、初見では面白いのに、見直してみると意外なほど退屈する作品が多かった(例外は『岸辺の旅』と『旅のおわり世界のはじまり』)。それに対して「彼を信じていた十三日間」以… Read More »「天下」を降りた男
『黒牢城』の反-政治
今年の国立文楽劇場の夏休み公演では、夜の部で新作浄瑠璃『まちの灯』が上演された。近年の国立文楽劇場の公演でチケットが売切れることはまずないのに、『まちの灯』では日に日にお客さんが増えていき、最後の二日間は満員札止めになったそうである。私も8月初めに見に行ったが、後方の座席までお客さんで埋まっていて、とても盛り上がっていた。文楽が「まちの話題」になっていた感… Read More »文楽の「普通の新作」
『まちの灯』雑感
2024年12月22日に開催された松村浩行監督特集上映(宇宙映画上映会 Vol. 4 量への抵抗、京都大学西部構堂)で行われた対談の採録です。関係者の許可を得られましたのでウェブ公開します。「松村浩行監督 特集上映 講演録」(宇宙映画上映会発行)17-31頁を底本としていますが、私の発言のみ冗長だったところに若干手を入れています。
第35回吉田秀和賞贈呈式でのレクチャーの採録です。一部、加筆修正を加えています。最初に私の本の主題と学術面からみたその特徴を要約したうえで、拙著の問いかけを現在のアクチュアルな議論に関連づけて提示しています。最後の部分では、拙著の根底にある「方法」としての「無知な観客」というコンセプトを示し、今後の仕事の展望にも触れています。
2026年6月5日に名古屋大学でレクチャーを行うことになりました。 「「現代」の舞台表現として人形浄瑠璃を考える」と題して、私たちにとっての人形浄瑠璃の同時代性について考えます。拙著『人形浄瑠璃の近代が始まったころ』の末尾に私は次のように書いています。 伝統に支えられた現代の芸術という観点のもと、人形浄瑠璃の活動の全体を注視し、そこに見いだされるであろう「新… Read More »名古屋大学でレクチャーを行います
私も編集委員として協力している表象文化論学会の学会誌『表象』第20号が刊行されました。今年(2026年)は表象文化論学会設立20周年ということで、「表象文化論の二〇年」と題した特集を組んでいます。歴代の会長によるエッセイ(拡大巻頭言)、入江哲朗さんの論考、そして「表象文化論と教育実践」を主題とする共同討議という構成です。 「表象文化論」という学問分野は日本独… Read More »『表象20』が刊行されました
表象文化構造論研究(大学院) 今年度は実写映画とアニメーションの研究における特定のトピックについて、研究文献の購読と作品の検討を行う。具体的には、(1)実写映画と都市空間の結びつき、(2)アニメーションにおける「動き」の研究、(3)映像表現と観客との関係、(4)映像表現におけるパフォーマンス(演技)とナラティヴ(語り)の関係、(5)批評という言説といった主題… Read More »2026年度 専門科目シラバス