このたびミネルヴァ書房の世界文化シリーズ第4巻として刊行された『ドイツ文化 55のキーワード』(宮田眞治、畠山寛、濱中春 編)に「ベルリン映画祭 都市の歴史とともに」という文章を寄稿しました。短い文章ではありますが、映画祭の誕生から今日までの歩みをベルリンという都市の歴史的変転と結びつけて記述しています。
本書は多数のキーワードを糸口にしてドイツ(語圏)の文化の多面性を生き生きと描き出しています。ひとつひとつの文章は短いですが、全体としては学問的知識に裏打ちされた密度の濃い読み物に仕上がっています。手に取っていただけると幸いです。