2026年6月5日に名古屋大学でレクチャーを行うことになりました。
「「現代」の舞台表現として人形浄瑠璃を考える」と題して、私たちにとっての人形浄瑠璃の同時代性について考えます。拙著『人形浄瑠璃の近代が始まったころ』の末尾に私は次のように書いています。
伝統に支えられた現代の芸術という観点のもと、人形浄瑠璃の活動の全体を注視し、そこに見いだされるであろう「新しい、生への胎動」に批判的に伴走する言葉を、私たちは必要としている。
本のなかではそれがいかなる言葉であるのかを示すことはできていないのですが、これからそれを明確にする仕事をしてきたいと考えています。今回のレクチャーはそのための助走となりそうです。一般の方も参加可能なようですので、ご関心をお持ちの方はぜひご来場ください。
日時:2026年6月5日(金)16:30-18:00
場所:名古屋大学東山キャンパス文学部 127講義室
下記のインタラクティブマップで「文学部本館」で検索すると出てくる「B4-3」の建物になります。
https://www.nagoya-u.ac.jp/extra/map/index.html
内容(予定):人形浄瑠璃は私たちの同時代の舞台表現なのでしょうか? それとも古い伝統を体現する芸能なのでしょうか?ときに「古典芸能」や「伝統芸能」と呼ばれ、近世日本の文化表現を変わることなく今日まで保持しているとみなされることも多い人形浄瑠璃。しかし、他方ではまた、現代人形劇に大きな影響を与え、現代日本のポピュラー文化(アニメーションやVTuber)と親和性のある表現として注目を集めてもいます。このレクチャーでは人形浄瑠璃と映画の関係に注目しつつ、「現代の文化表現」としての人形浄瑠璃に歴史と美学の両面からアプローチします。
主催:科研・基盤B「20世紀モダニズムにおける人形的身体一文化現象としての動く人形(ひとかた)」
(25K00409、研究代表者:山口庸子)
共催:名古屋大学文学部・人文学研究科ドイツ語圏文化学
