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documentary

セルゲイ・ロズニツァ 自由裁量の王国

 ロズニツァの『アウステルリッツ』(2016年)でもっとも驚かされるのは、被写体への関与の徹底した欠如だ。この映画には被写体と向きあうという契機がほとんど存在しない。撮影する側が被写体のふるまいや存在の仕方に影響を与え、撮影されることで被写体が変化するというようなプロセスが存在し… Read More »セルゲイ・ロズニツァ 自由裁量の王国