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『映像学』に書評を寄稿しました

日本映像学会の学会誌『映像学』115号に書評を執筆しました。取り上げたのは、長谷正人氏の著書『ベンヤミンの映画俳優論──複製芸術論文を読み直す』(岩波書店)です。これまで多くの論者によってうんざりするほど論じられてきたとも言えるベンヤミンの複製芸術論文を、従来の多くの研究とは異なる角度から読み直す刺激的な論考です。この書評では、著者のアプローチの独自性を従来のベンヤミン研究やベンヤミンを論じた映画研究との違いに注目して整理するとともに、著者の議論の射程がベンヤミン自身が複製芸術論文で論じなかった事柄にまで届いていることを指摘しています。

海老根剛「複製芸術論文を脱アウラ化する」(『映像学』115号)