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【イベント開催】映画と人形浄瑠璃が出会う場所@出町座

来たる1月24日(土曜日)に出町座でブックイベントをすることになりました。拙著『人形浄瑠璃の「近代」が始まったころ 観客からのアプローチ』が第35回吉田秀和賞を受賞したのを記念して、人形浄瑠璃と映画の出会いについて私が考えていることをご紹介する機会を作っていただきました。

映画と人形浄瑠璃が出会う場所『人形浄瑠璃の「近代」が始まったころ
日時:2026年1月24日 14:00 Start
場所:出町座
詳細&お申し込み: CAVA Books のサイト

 おそらく多くの方にとって、人形浄瑠璃と映画は互いにまったく無関係な文化として存在しているのではないかと思います。映画は同時代の身近な映像文化で、気楽に楽しめるものであるのに対して、人形浄瑠璃は現代とは縁遠い江戸時代の芸能で、それを楽しむには特別な予備知識が必要である(なのでちょっと取っつきにくい)。そう思われている方もいらっしゃるでしょう。

 でもじっさいには、人形浄瑠璃もまた映画と同様に私たちの同時代の表現です(たとえ江戸時代から続いているものであるとしても)。じっさい、私たちがいま見ているような人形浄瑠璃の姿は、過去の時代には存在していませんでした。上演演目を見ても、演者を見ても、観客を見ても、劇場を見ても、それは現代の文化と結びついており、私たちの社会のなかに存在しています。

 今回のイベントでは、映画と人形浄瑠璃の接点を浮き彫りにすることで、人形浄瑠璃のそうした同時代的側面に光を当ててみたいと思います。人形浄瑠璃についての知識は不要です。むしろ映画は好きだけれども人形浄瑠璃はまだ見たことがないという方にこそ、来ていただきたいと思っています。というのも、私の仮説では、映画を好きな人ならきっと人形浄瑠璃にも面白さを感じられるはずだからです。そして、人形浄瑠璃を通して映画を眺めることで、映画という表現の成り立ちについても新たな発見があるかもしれません。当日は実際に映像を見ながらお話する予定です。映画と人形浄瑠璃を見くらべながら、意外な接点を発見してただけると嬉しいです。

 お気軽にご参加ください。