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拙著が第35回吉田秀和賞を受賞しました!

このたび拙著『人形浄瑠璃の「近代」が始まったころ 観客からのアプローチ』(和泉書院)が、第35回吉田秀和賞を受賞しました! 一見すると人形浄瑠璃ファン限定の書き物にも見えかねない本書ですが、その問いの射程を正確に汲み取ってくださり、「芸術評論」として評価していただいたことに感激しています。

【刊行】『人形浄瑠璃の「近代」が始まったころ 観客からのアプローチ』

和泉書院から書籍を刊行しました。大正末期から昭和十年代にいたる人形浄瑠璃の歩みを観客史の観点から論じた著作です。タイトルが示す通り、演者や興行主ではなく、劇場で舞台を楽しんでいた観客たちの経験に注目して、人形浄瑠璃の「近代」の始まりを描き出しています。古典芸能を愛する人だけでなく、古典芸能なるものに違和感(胡散臭さ)を感じている人にとっても面白く読める本になっていると思います。内容を簡単に紹介します。

【イベント開催】映画と人形浄瑠璃が出会う場所@出町座

来たる1月24日(土曜日)に出町座でブックイベントをすることになりました。拙著『人形浄瑠璃の「近代」が始まったころ 観客からのアプローチ』が第35回吉田秀和賞を受賞したのを記念して、人形浄瑠璃と映画の出会いについて私が考えていることをご紹介する機会を作っていただきました。 映画と… Read More »【イベント開催】映画と人形浄瑠璃が出会う場所@出町座

ディズニー・フォーマリズム(クリス・パラント)

授業で使用する教材として日本語に訳した文章を公開します。今回訳出したのは、クリス・パラント著『ディズニーを脱神話化する』の第3章「ディズニー・フォーマリズム」です。『白雪姫』、『ピノキオ』、『ダンボ』、『バンビ』の4作品で確立されたディズニー・アニメーションのスタイル(ハイパーリアリズム)の特徴が、「ディズニー・フォーマリズム」という概念のもと、具体的に論じられています。

朝日新聞(ウェブ版)にインタビューが掲載されました

先日、記者の方にしていただいたインタビューが朝日新聞ウェブ版に掲載されました。紙面のほうでも「国宝」関連の特集記事で私の発言が引用されているようです。 ウェブ版でのインタビューでは、拙著で論じた「無知な観客」という存在について、いま新たに人形浄瑠璃や歌舞伎に関心を抱き劇場を訪ねる… Read More »朝日新聞(ウェブ版)にインタビューが掲載されました

松村浩行監督特集上映(京大西部講堂)のドキュメントが完成しました!

昨年(2024年)12月22日に京都大学・西部講堂で開催された松村浩行監督特集「量への抵抗」(主催:宇宙映画上映会)のドキュメントが完成しました。当日は松村監督作品の上映と監督との対談が行われました。今回発行されたドキュメントでは、当日の対談の採録に加えて、監督のエッセイやゲスト… Read More »松村浩行監督特集上映(京大西部講堂)のドキュメントが完成しました!

『表象19』が刊行されました

今年度、ひさしぶりに編集委員として発行に携わることになった表象文化論学会の学会誌『表象』第19号が発売になりました。本号の二つの特集はアンゼルム・キーファーと吉増剛造ということで、イメージと言葉の「芸術」に真正面から取り組んでいます。本号のもうひとつの目玉は9本の投稿論文でしょう… Read More »『表象19』が刊行されました

2025年度 専門科目シラバス

表象文化構造論研究 今年度は実写映画とアニメーションの研究における特定のトピックについて、研究文献の購読と作品の検討を行う。具体的には、現在の映像めぐる文化環境を概観するテクストを読んだ後に、(1)実写映画と都市空間との結びつき、(2)アニメーションにおける「動き」の研究、(3)… Read More »2025年度 専門科目シラバス

『ナミビアの砂漠』のフレーム

いくつか書いておきたいことがあったのに、諸々の雑事にかかずらっているうちに、あっという間に年度末になってしまった。すでに完全に時機を逸しているとはいえ、書かないままにしておくのも気持ちが悪いし、すぐに古びる作品でもないと思うので『ナミビアの砂漠』についてメモしておきたい。 私が最… Read More »『ナミビアの砂漠』のフレーム

『KYロック!』の前田多美監督とトークしました

事後報告になってしまいましたが、新年早々1月4日に出町座で前田多美監督とお話ししました。『KYロック!』は、前作同様、広島の街を舞台にしたミュージシャンの物語ですが、加藤雅也さんや大塚寧々さんといった経験豊富なプロの俳優陣を迎え、前作とは異なる新たなチャレンジを行っています。前田監督が実践する自主映画の戦い方はもっと注目されていいと思います。

2024年版『蛇の道』雑感
黒沢作品の現在についてのメモ

先日の出町座でのトークでも少し話したけれど、黒沢清監督の近年の作品は、あからさまな「反復」の印のもとにある。蒼井優に始まり(『贖罪』第一話、2011年)蒼井優で終った(『スパイの妻』、2020年)10年間の黒沢作品が、一見、じつに多彩で自己反復を拒否するかにみえながら、ときに抑え… Read More »2024年版『蛇の道』雑感
黒沢作品の現在についてのメモ

『CURE』から『Chime』&『Cloud クラウド』まで − 出町座でトークします

黒沢清監督作品(『CURE』、『Chime』、『Cloud クラウド』)が連続上映されるのに合わせて、出町座でトークを行うことになりました。まだ準備をしているところなのでどうなるかはわかりませんが、『モダンラブ・東京』とともに顕在化したようにみえる新たなサイクルの行方を注視すると同時に、一見、多彩に展開したようにみえる2010年代の黒沢作品についても再考する機会になりそうです。