10月 292019
 

2019年7月7日(日)に京都大学で開催された第14回表象文化論学会でのパネル発表「ベルリン、大都市のポリフォニー──群衆の夢/個の記憶」の報告が掲載されています。私はコメンテーターとして参加しました。報告は山口庸子先生(名古屋大学)が執筆しています。

パネル報告「ベルリン、大都市のポリフォニー──群衆の夢/個の記憶」

ご覧ください。

3月 062018
 

かつてドイツ学術交流会(DAAD)の「友の会」の年報『ECHOS』に寄稿した小文のことを思い出したので蔵出しします。

この年報はDAAD東京事務所開設30周年を記念して、DAADの給費留学生としてドイツの大学に留学した人が自身の留学体験を振り返るという体裁の文章が集められた小冊子ですが、そこで私はベルリン・ジャンダルメンマルクトで体験した出来事について書いています。私が群集という主題に取り組むことになったきっかけのひとつです。ご笑覧ください。

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1月 302014
 

私が運営に関わっている研究&若手派遣プログラムで研究会を企画しました。
ご関心をお持ちの方はお気軽にご参加ください。

第4回「合同生活圏研究会」セミナー

移動とアイデンティティ: 「移民文学」とトランスローカルな経験の諸相

日時:2014年2月22日(土)14時〜17時
場所:大阪市立大学文学部棟1階128室
※申込不要、入場無料

<プログラム概要>TranslocalImage 21世紀に入りますます進展するグローバル化とともに、かつて自明であった文化と場所との一義的な結びつきは急速に失われつつあります。ますます多くの人々が日々の生活のなかで「複数の場所との結婚」(ウルリヒ・ベック)を遂行し、多くの場所を移動しながら生活しています。そうした複数の場所との結びつきが生み出す対立や葛藤、アイデンティティの複雑化は、これまで移民文学の伝統的な主題でした。しかし、いまやそれが多くの人々によって共有される経験となる状況が生まれていると言えるでしょう。また他方では、グローバル化の進展がもたらした国民国家や国民文学という枠組みの相対化は、移民文学それ自体のあり方にも大きな変化を生じさせています。今回のセミナーでは、ドイツ語圏およびフランス語圏の移民文学を研究されているお二人の優れた研究者をお招きし、今日の移民文学が描き出すトランスカルチュラルな経験の諸相を議論します。

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3月 022013
 

*いよいよ日本でも『ベルリン・アレクサンダー広場』が公開、DVD発売になるということで、以前から公開していたPDF版に加えてウェブ版も公開することにしました。それに合わせて本文にも若干の修正を加えています。

交通都市と欲望の迷宮
デーブリーン/ファスビンダーの〈べルリン・アレクサンダー広場〉
初出:nobody #30(2009年) → Online Shop

1920年代末に始まったべルリン・アレクサンダー広場の改造計画の考察を出発点に、アルフレート・デーブリーンとライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが紡ぎ出した〈べルリン・アレクサンダー広場〉のイメージを、都市空間/文学/映画の横断的関係に注目しつつ考えてみました。ご一読いただけると光栄です。

交通都市と欲望の迷宮 (PDF)

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3月 262012
 

ようやく二冊の大著の翻訳が終わるので、ずっと放置していた博士論文の加筆修正および出版に向けた作業を始めようと思います。ここではひとまず論文目次(詳細版)を掲載してみます。

この博士論文では、ヴァイマル共和国時代の群集(Masse)をめぐる言説の展開を、文学、思想、社会学、精神分析学などの言説ジャンルの境界を横断する視点から考察しています。このような領域横断的アプローチを採用することにより、この論文はヴァイマル共和国時代の群集をめぐる膨大かつ多様な言説の根底にある共通の理論的枠組み(パラダイム)を指摘し、さらにそのパラダイムが共和国の社会的状況の変化とも連動するかたちで二度にわたって大きく変容したことを明らかにしています。さらにまた、ヴァイマル共和国時代についての文学研究として、この論文は当時群集というテーマを媒介として文学作品と同時代の理論的言説とのあいだに生じた多様かつ密接な諸連関を照らし出すことを目指してもいます。これまでの文学作品に限定された研究においては見逃されがちであった当時の文学的実践の力学の一側面が明示されています。

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12月 302011
 

Neue Beiträge zur Germanistik(ドイツ文学)130号の特集「群集と観相学/群集の観相学」(平野嘉彦責任編集)のために執筆した論文です。特集は近代の群集論を「ベンヤミン・モデル」と「カネッティ・モデル」に分類し、ドイツ語圏の作家・思想家を中心にそれぞれのタイプの群集論の歴史的展開を考察しています。扱われている作家・思想家は、江戸川乱歩、萩原朔太郎、ルソー、ボードレール、ル・ボン、タルド、ポー、ホフマン、グリルパルツァー、ベンヤミン、デーブリーン、クライスト、ティリヒ、ガイガー、フェーデルン、フロイト、H・ブロッホ、カネッティなどです。かなり充実した特集になっております。
私は群集心理学の章を担当しました。

論文(PDF)

Zusammenfassung(PDF)

12月 302011
 

本論文は、20世紀前半のドイツ語圏において生み出された群集をめぐる思考の展開を考察する研究の一部です。ここでは、1920年代の中頃に形成された群集論の新たなパラダイムについて考察しています。
『表現文化』(大阪市立大学大学院文学研究科表現文化学教室) no. 2.、2007年に掲載。 論文(PDF、584KB) 注記 2018年6月17日 リンク先を機関リポジトリに変更しました。

12月 192011
 

1990年代後半、アルノー・デプレシャンを筆頭とするフランスの若手監督たちの作品の批評的な参照点として、突如アラン・レネのフィルム群が(再)浮上した。彼のフィルムのどこに現在の映画作りを挑発する力が秘められているのだろうか? レネのフィルムの可能性をめぐる試論。

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PDF版 (44KB)