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海老根 剛(Takeshi Ebine)

『ヴィデオ 再帰的メディアの美学』

このたびドイツのメディア美学研究者イヴォンヌ・シュピールマンのヴィデオ論『ヴィデオ 再帰的メディアの美学』(三元社)の翻訳および監訳を担当しました。この書物は、ヴィデオというメディアのテクノロジー的基盤と美的表現の多様な展開を透徹した視点から論じた研究として、いまのところ類書のないヴィデオ研究の成果となっています。

自然の文化史 − 文化学の一領域
(ハルトムート・ベーメ 著)

ベルリン・フンボルト大学文化学研究所で文化理論領域の教授を務めたハルトムート・ベーメ(Hartmut Böhme)氏による論考です。2000 年に出版された文化学(Kulturwissenschaft)の入門書に収録されています。英米のカルチュラルスタディーズとは異なるアクセントを持つベルリン文化学の特徴のひとつである「自然の文化史」という主題を簡潔に概観しています。初出は『表現文化』(大阪市立大学大学院文学研究科表現文化学教室) no. 1、2006年 です。

ヴィデオ美学:テクノロジーからメディアへ

このたび以下の日程でドイツのメディア学者イヴォンヌ・シュピールマン氏を招いた講演会を開催することになりました。 日時:11 月 12 日 ( 土 )14:00~16:30 (開場 13:30 ) 会場:京都国立近代美術館 1 階講堂 (先着 100 席) 講演+参考作品上映 14… 続きを読む »ヴィデオ美学:テクノロジーからメディアへ

群集・革命・権力
1920年代のドイツとオーストリアにおける群集心理学と群集論

Neue Beiträge zur Germanistik(ドイツ文学)130号(2006年)の特集「群集と観相学/群集の観相学」(平野嘉彦責任編集)のために執筆した論文です。
特集は近代の群集論を「ベンヤミン・モデル」と「カネッティ・モデル」に分類し、ドイツ語圏の作家・思想家を中心にそれぞれのタイプの群集論の歴史的展開を考察しています。扱われている作家・思想家は、江戸川乱歩、萩原朔太郎、ルソー、ボードレール、ル・ボン、タルド、ポー、ホフマン、グリルパルツァー、ベンヤミン、デーブリーン、クライスト、ティリヒ、ガイガー、フェーデルン、フロイト、H・ブロッホ、カネッティなどです。かなり充実した特集になっております。私は群集心理学の章を担当しました

「1900年頃のベルリンの幼年時代」解題

KAWADE道の手帖シリーズの一冊『ベンヤミン 救済とアクチュアリティ』(河出書房新社、2006年)に、ベンヤミンのテクストの作品解題を3つ執筆しました。この文章では「1900年頃のベルリンの幼年時代」の複雑な成立過程と改稿のプロセスで生じた変化、そしてそれが意味する事柄について、簡潔に述べています。なお初出から若干の修正が加えられています。

「物語作者」解題

KAWADE道の手帖シリーズの一冊『ベンヤミン 救済とアクチュアリティ』(河出書房新社、2006年)に収録された作品解題。「経験と貧困」の冒頭に引かれた物語から出発して、ベンヤミンの物語作者論の要点を簡潔にまとめています。「ただし、若干、言い回しの変更を含みます。

『一方通行路』解題

『一方通行路』は都市の街路についてのテクストではなく、街路としてのテクストである。KAWADE道の手帖シリーズの一冊『ベンヤミン 救済とアクチュアリティ』(河出書房新社、2006年)に収録された作品解題。ただし、掲載された文章とは一部内容が異なります。